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VOICE magabon interview

No.261 橋本愛(女優)

橋本愛

――高校生活が舞台の本作。学校での撮影はどうでしたか?
「かすみは普通の女の子。ダイナミックな展開があるわけではないので、そのせいか、撮影中もすごくリアルな高校生活を過ごしている気分になりましたね。撮影では実際に今も使われている学校を使わせてもらったんです! 廃校と生きている学校とでは、漂っている空気が全く違う。私も実際に高校生なので、学校での撮影はすぐに溶け込むことができたのかもしれません。1ヶ月の間、本当にあの学校に通っている気分になっていました(笑)」

――同世代の人達との共演は、刺激になる点も多かったのでは?
「刺激になることばかりでしたね。共演者の方は、素敵な方々ばかりで。いつも同世代の現場って楽しいんですけど、その楽しさに加えて、尊敬できる部分が、たくさんにありました。私はそこで、色々なことを教えてもらったし、色々なものをもらいました。とにかくみんな、映画を愛している人達ばかりなんですよ! ずっと、『俺は、私はこう思う』など、熱い思いを語っていて。もちろん、普通に騒いだり、他愛もない話をして楽しい時もありながら、きちんと仕事をしている立場としての会話もあって。この仕事への愛を、ものすごく強く感じたんです。こういったことが、自分に最も影響を与えてくれました」

――自分の進むべき道に迷い、葛藤する物語です。ご自身は、女優として歩んで行きたいという思いが強まりつつありますか?
「本当にそう思えるようになったのは、この作品の撮影がはじまってからなんです。この作品は、覚悟というか、自分がこれから必然的に歩んで行く道というのを理解して、認めることができた転機となる作品になりました。すごく刺激になって、本当に良かったです」

――映画ならではの魅力として、クライマックスのシーンは衝撃的でした!
「あんな展開、全く想像がつきませんでしたね(笑)! 脚本を読んでいる時も、『え!?何!?』って、目を疑いました。だからこそ、出来上がりを見た時には色々な意味で、すごい衝撃が大きかったです。全ての撮影の最終日でしたが、あのシーンは撮影も本当に大変だったんです(笑)。いやぁ、みんな本当に頑張りましたね! でもその分、あのシーンが良かったって言ってくださる方も多くて、頑張った甲斐がありました」

――本作のタイトルにちなんで、「橋本愛、○○やめるってよ」と言いたい、克服したいことや、やめたいことはありますか?
「私、潔癖症だったり、節約家だったりするんですけど、一貫性がないんですよね(笑)。例えば、電車代をちょっと払うなら、『その分、歩いて運動しよう!』とか思う一方で、1000円ぐらいするスイーツを食べてしまったり…(笑)。その方がずっと払う額が大きくなっちゃうのに。ちゃんと一貫性を身に付けた大人になりたいです(笑)」

――もしも、雑誌の編集長になったら、どんな雑誌を作ってみたいですか?
「私、地面が好きなんです。だから、色々な地面を撮った写真を集めた雑誌とか。地面は、アスファルトでも土でも、自分の足の着くところだったらどこでも良くて。好きなんですよね。あとは、自分では手の届かないブランドを起用してファッションショーを展開する雑誌とか。モデルさんも、すごく贅沢な方々にお願いして作ってみたいですね」

――『Seventeen』専属モデルとしても活躍されています。モデルと女優、それぞれに感じる面白さとは?
「私は今、専属でモデルをさせていただいているので、毎月、家族の元に雑誌を届けられるんです。それは映画に出ることも同じで。この仕事をする上で、遠く離れていても、家族に自分の姿を見せられるのが、すごく嬉しいんです。あと、それぞれで考えると、服が好きなので、モデルとして、自分が好きなように服を見せることができるのは楽しいです。女優さんは、この作品のおかげでお芝居自体を好きになることができたので、好きなことをやれるというのは、やっぱり楽しいことだと思っています」

Text : Orie Narita
Photo : Isao Hishinuma

「桐島、部活やめるってよ」
(C)2012「桐島」映画部 (C)朝井リョウ/集英社

桐島、部活やめるってよ
8月11日(土)より
新宿バルト9ほか全国ロードショー



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